Victory over Japan Day


今日8月15日は、「終戦記念日」であり、「日本に勝った日」です。
どういうことかというと、最近家ではAFN(American Forces Network)を流しているのですが、昨日、ラジオから"Victory over Japan Day"という聞きなれないフレーズが聞こえてきたのです。

日本では8月15日は、終戦記念日"Memorial day for the end of the war"ですが、一方、アメリカから見たら、"Victory over Japan Day"なのです。(AFN在日米軍向けのラジオ局だから特にそうでしょう)

"Victory over Japan Day"という言葉は、Wikipediaにもちゃんと載っています。

8月15日の持つ意味は、同じでも、それぞれの国からの見方は違うのだと、よく考えたら当たり前なのですが、そんなことを意識せず、毎年8月15日を過ごしていたのかと思うと、自分の意識の低さを感じずにはいられませんでした。また、改めて戦争を「過ぎ去ったもの」ととらえるのではなく、日本人として生きている限りいろんな意味で「責任」を背負って生きていかなければいけないのだ、ということを心に留める日になりました。

先の戦争を、どちらの国が正しく、どちらが間違っていた、という紋切り型の判断はできませんが、多角的な視点で見ることにより、自分たちの国が行ってきたことはどんなことだったのか、それを通して我々は将来に向けてどうしていくべきなのか、ということを考えなければいけません。というか、中学校、高等学校という若いうちから考えるべきだと思います。教科書に載っている事実を単に覚えるだけの「受験勉強」になってしまってはいないでしょうか。

他人ごとではありません。自分の国です。本当のグローバリゼーションとは自国のことを、自国の一員として語れることから始まるのではないかと思います。(自戒の念も込めて)

日本が経験してきた戦争について深く語れるだけの知識がない自分がもどかしいですが、真剣に向き合っていかなければいけない問題だと思っています。戦争を経験した大人たちの思いを、後世に語り継いでいかなければ(語り継いでいく環境作りも含め)、過ちはまた繰り返される気がします。

ちなみに韓国では8月15日は「光復節」(カンボッチョル) 独立記念日(日本から独立した日)」です。[これには政治的ないきさつもあるようですが、下記HPに任せます]

韓国は日本から独立したのではない!! ── 独立記念日「光復節」の真実