拝啓 スティーブ・ジョブス様
拝啓 スティーブ・ジョブス様
遅ればせながらあなた様のStanford大学卒業式でのスピーチを読ませていただきました。日本のブログサイトでも訳されて紹介されているようです。
- 将来、点と点が繋がることを信じること。信じることで全ては間違いなく変わること。
- 自分が好きなことを仕事にすること。それを探し続けること。
- 死と隣り合わせにあることを忘れずに思うこと。人生を無駄にいきる暇なんてないこと。
非常に感銘を受けました。特に昔、興味に導かれカリグラフィを学んだことが10年の時を経てMacの開発につながったという、点と点がつながった話。自分に置き換えてみると、現在の目の前にある仕事は一見、将来の自分の目標になんら関係がない仕事のように思えることがあります。しかし、将来振り返ってみれば実は経験しておいてよかったな、役に立ったな、と思えることかもしれないですね。戦略的に人生を考えることもときには必要でしょうが、チャンスを与えれらた仕事や仕事とは関係のない自分の興味のある分野に熱中することも大事なことだと思えるようになりました。「今日死んでも後悔はないか」と自分に問いただしながら一日一日を過ごして行きたいと思っています。
先日日本のAERAという雑誌を読んでいましたら、「アップル成功の5原則」というのが紹介されていました。
- 決断は素早く
- エンターティナーであれ
- 細部にこだわれ
- 過去にとらわれるな
- つねに理想を掲げよ
これらは経営の基本のように思えますが、唯一「エンターティナーであれ」という項目は従来の経営者はあまり考えてこなかったことのように思います。あのビルゲイツ氏もあなた様の聴衆を魅了してやまないプレゼンテーションに近づけるよう努力してるそうですね。実は以前、Powerbookを使ってプレゼンテーションが行われたある講演会に参加しました。暗闇の中に浮かぶ白く淡い光を放ったPowerbookの背面のAppleマークがあまりにも美しく幻想的で感動してしまいました。これもあなた様の「エンターティナーであれ」という精神の表れの一つなのかもしれませんね。
私は、iPodユーザーではありますが、Macユーザーではありません。近いうちにMacに触れてみることにより、あなた様の考えている人間とコンピュータとの在り方についてMacを通じて感じてみたいと思っています。"Stay hungry, stay foolish"。私の座右の銘の一つにしたいと思います。くれぐれもお体をご自愛くださいませ。
草々
P.S.
私のiPodが最近操作していると今まで鳴らなかった変なクリック音がするようになりました。これもあたな様特有のサプライズのエンターテイメントの一種なのでしょうか。。。
今日は友達4人で恵比寿で飲み会。約3年ぶりの再会に華が咲く。また近いうちにみんなで会えるといいな。