たぬきの境目


昨日、会議前に時間がなかったので
駅のホームの立ち食いそば屋に立ち寄った。
「たぬきそば・うどん」の食券を購入し、そばをチョイス。
甘ーい油揚げののったそばを期待していたら、
目の前に出されたのは、「天カス」ののったそば・・・


一瞬、間違えてないか!?と思ったが、よく考えれば
関東では、「たぬき」といえば「天カス」を意味し、
「きつね」といえば「甘く仕上げた油揚げ」を意味することを
思い出し、しぶしぶ食べた。


大阪で「たぬき」といえば、甘く仕上げた油揚げののった「そば」
が常識である。


「たぬき」=「甘い油揚げののったそば」
「きつね」=「甘い油揚げののったうどん」


なのである。


この話を、京都出身の人がいたので、昼飯時に話してみた。
当然同じ関西だから共感してもらえると思っていたのに
同意してもらえなかった。そこで、大阪・京都を経験している
上司に訊いてみたところ、大阪と京都ではやはり呼び方が違うらしい。
「たぬき」の定義の境界線はどこなのか。。。


上司に言われて気づいたが、大阪では「天カス」のそば・うどん
を「はいからそば・うどん」と呼んでいることを思い出した。


ちなみに「にしんそば」は関西(少なくとも大阪・京都)特有のようだ。