樹木の大切さ


今朝、会社に出勤する際、東急系列の建設関係の会社の人が見守るなか、作業員が駅前の樹木の枝を切り落とす作業をしていた。ただ単に枯れた枝を切り落としているだけ、というふうには見えなかったが、なにげなく通り過ぎて、会社に向かった。

そして、晩になり会社からの帰宅途中、その樹木は根元から完全に抜き取られ、姿かたちもなかった。

すごく心が痛んだ。

昔、実家のそばにあった噴水の周りに長年育てられてきて、春になるとみんなが楽しみにしていた幹の太い桜の木を伐採し、新しい樹木を植える計画が持ち上がった際、地域で問題になったことがある。その桜の木は、結局人間のエゴのために切り落とされ、新しい細い苗木に取って替えられた。老朽化した噴水を新しくするという名目のもと。

今回も、駅の上を間借りしていたTSUTAYAが撤退したことに伴い、新しく工事するために、邪魔になるので、その木を伐採したのだろう。ただ作業する上で邪魔だという理由だけで。

樹木はある程度の太さになるまでに、何十年と年月がかかる。建築材として使われるとか、燃料として使われるとかなら、伐られた樹木もまだうかばれるが、邪魔だとか、予算がついたから、などという理由で伐採されたらうかばれない。

樹木にも、我々と同じ生命があることを忘れないでほしい。

東急グループ、なんか印象悪くなりました。