東京タワー・ラブソディー

U-jin2006-03-12



ふと振り向くと、東京タワーが遠くで淡い光を放っていた。
昔から大好きな太陽の塔と共通する、なにか人を引き付けるエネルギーを感じたからだろうか、気付くと吸い寄せられるように、東京タワーに自然と足が向いていた。


昼は、クールに凛と天に向かって屹立しているのに、夜はなにか怪しげ。
遠くから見ていると力強い、強大なオーラを放っているのに、近くでみると鉄骨だけでできていることに今更ながら気付き、もろさ、繊細さといった意外な一面を見る。
昼の顔と夜の顔。
遠くから見る顔と近くからの顔。
東京タワーの二面性。


「またくるよ。見守っててくれよな。」、そういいながら別れを惜しみ後にする。
マイルスの物悲しい音色を聴きながら。


#クサイ文章、お許しを。