LAST SHOW

以前、渋谷PARCO劇場で宮藤官九郎作の「鈍獣」という作品を見て 、
生芝居の魅力にはまり、今回同じ渋谷PARCO劇場で「LAST SHOW」という芝居を観てきた。


一度見てみたいと思っていた「阿佐ヶ谷スパイダース」で有名な今注目の若手作家
とのうわさの長塚圭史の作品。
出演は、風間杜夫永作博美古田新太 etc。


感想はというと、シリアスな部分もコミカルな仕掛けやコメントで重たくなりすぎないように
工夫されていて、笑えるところもふんだんにあり、純粋に楽しめる作品になっていた。
やはりライブは生ならではの臨場感・空気感があり、TVやビデオでは味わえない醍醐味がある。


それにしても古田新太の存在感はすごく、舞台にいるだけで笑いが起こるような楽しい雰囲気になる。
しかし、古田ファンなんだろうが、観客の中には、古田のコメント・行動に対して笑うのが
当たり前になっている人もいて「そこ、笑うとこちゃうやろ」という部分で笑いが起こっていたのは少し残念。


芝居の主張としては、社会組織に対する偽善へのアンチテーゼ、また愛情というものの親子間に
おける善/偽善のとらえ方の格差(その格差は被害妄想、人間のエゴ、うらみ、ねたみが裏で
複雑に絡み合って生まれたもの)を投げかけていたように思う。
また、真の愛情とは?、究極の愛情表現とはなんぞやという問いに対する一つの回答を提示していたように思う。


って小難しく考えたけど、単純に楽しめて、笑えてよかったっす。
終わってから近くのお気に入りのCafeによって帰りましたー


それにしても、永作博美ってかわいかったなー
30越えてるのに、すごいかわいかった(結局そこかい!)