あおぞらDEアート

U-jin2006-05-14



今日は、銀座で開催された「あおぞらDEアート」といういろんなアーティストさんの作品を集めた展示会に行ってきました。
感想を一言でいうと、「新鮮」でした。アート超初心者なので、美術館や展覧会など数えるほどしかいったことがなく、また展示されてる作品の作家さんとお話する機会なんてなかったのですが、今回は作家さんと直接お話できたのが新鮮でした。というか、作家さんは名札をつけておられたので、「あの人の作品かー」と思うとなんか鑑賞するのも緊張してしまいましたが。

掲載している写真は、根上恭美子さんの作品なのですが(ご本人に掲載許可を得ています)、一般的にいうとぶっちゃけちょっと近寄りがたい作品なのですが(失礼!)、なぜか頭から離れず、インパクトがありおもしろい作品で、気に入りました。男性の作家さんだと思ったのに、女性の作品だったのも要因だと思います。作家さんは絶対パンク風なぶっとんだ人だと思っていましたが、会ってみたら普通の方で安心しましたw
あと、灰原愛さんの彫刻も、作家さんのやさしい人柄がでているであろう樟(くす)で作られた彫刻作品で、ほんとにかわいい作品で気に入りました。
お二人とも東京芸大の方ということで、今日まで東京芸大というと、うまく言えませんが、なんかぶっとんだ、宇宙人みたいなイメージを勝手にもっていましたが、今日はじめて東京芸大の方と会話しましたが、普通の人でよかったです(なんのこっちゃ)
あとは、いわいちえさんの版画が地味でしたが、気に入りました。値段も手頃だったので買おうかなと思ったのですが、迷っているうちにタイムアップ。

実は当初、作品について作家さんに根掘り葉掘りたずねるのって野暮っていう意識があったんです。以前ミュージシャンのコメントで「曲ができて、リスナーの手に渡ったら、もう僕のものではなくリスナーのものなんです。作り手の思いがどうとかではなく、リスナー自身の感性で曲をとらえてもらえばいい」みたいなのを聞いたことがあったからですかね。でも、実際作家さんに会って話してたら「この発想はどこから?」なんてたずねてましたが、でもやっぱり作品の細部にわたって、あれはなんなんだ、これはどうしてこうなんだ、って訊くのは野暮な気がするんですよねー。だから、作家さんと話することに躊躇してた部分があるのですが、直接話すとなんか作品に対して親近感が湧いて、さらに作品が好きになる気がしました。

そして今日参加して意外だったのが、小さいころに感じ、持っていた「ものづくりの楽しさ」っていうものを、ふと思い出したこと。ものづくりとしてのアート作品が、僕の心に眠っていたなにかを刺激したようでした。あと気付いたのが、最近は、インターネットなどのヴァーチャルな世界が徐々に世の中の主流に進出し、市民権を得てきていますが、今回の展示会のように作品を実際に目で見たり、手で触ったり、また子供たちが、実際に手を汚しながら、粘土で作品を作ったり、絵を書いたりするような、tangibleであること、五感を使うことの大事さを認識させられました。特に子供達には絶対必要だと思う。

これらは実際に足を運ばなければ感じられなかったこと。開催関係者の方々、ありがとうございました&ご苦労様でした。

帰りに「客家」というおいしいラーメン屋を見つけたし、日比谷公園の緑の中でリラックスできたし、充実した一日でした。

そうそう、初めてお会いした方に会場で「U-jinさんのブログ読んでますよー」と言われビビりましたw うれしいやら、はずかしいやら^^;